ホントの心を。
そこで、私はこの恋が叶うように思いを込めて恋が叶うという、キーホルダーをつくった。

叶歌、とほられたキーホルダーを見て、複雑な気持ちになる。

そんなこんなで、修学旅行は幕を閉じた。

学校に行くと、まだあの話で持ちっきりだった。

誰が告ったの、とか、

早く名乗り出ろよ、とか。

その度にイライラして、『もうほっといて!』って言いたくなった。

そんなある日だった。

給食当番で準備をしていると、叶歌くんが、こう言った。

「昼休み、話があるからベランダに来てな。」

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