0<X≦2人の王子様
「僕は、この学校が
何十年後も何百年後も
繁栄し続けていてほしいと
切に願っているし……

そういった思いで
生徒会長をしている…

だから…僕は…」


「生徒会長、分かりました」

「え?」

「私、真行寺に
部活のこと聞いてみます」


すると、いつも無表情な
生徒会長の顔が
心なしか緩み、
「ありがとう…」

小さい声で、彼はたしかに
そう言った。

その目にはうっすらと
涙が浮かんでいた――
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