ただあなたに逢いたくて


そんな時だった。

コロコロ…コツっ

ん?

あたしの足元になにかが当たった。

「野球ボール?」

あたしはそれを手に取った。







もしかしたら


あの時のボールがなかったら


あたし達は


出会ってなかったよね?


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