俺とアイツといとこ殿!

二度目の逢坂

俺らは東京に戻ってきて日が浅い。

アイツとのコンビネーションも公務では様になってきた。

まだまだ寒いこのコンクリートジャングーってのか?

んまあ・・島よりはマシだ。流華もそんなに機嫌が悪いわけでもない。

冬だってことでずーっと機嫌が悪かったら困る。

「・・と言うことでちょっと逢坂に行ってくる。」

流華が締めくくったかのように言う。あれ?服着替えてる?

ボケっとしてる俺は最後の方だけしか聞こえてなかった。

まだ冬休みだし・・コタツがあったかかったんだもん。

「ナニナニ?どこに行くって?」

はぁってため息をつく男のいとこ殿。

「だから・・先日の公務で逢坂と繋がるキオクがあったからちょっと行くんだって。」

へえ・・そうなのか。

「俺も。俺も行くぜ。」

「ああ。純ちゃんには同行してもらうと先ほど言ったろう?」

へ?_(_^_)_すいません・・聞いてなかった。

「コイツは?」

「公務とかぶってるし会社の総会もあるからこっちに残るって。」

「大丈夫かよ?」

お前に言われたくないね的な目で見てくる。陰湿だ・・

「ああ。瞬ちゃんなら大丈夫だ。こちら側の公務と言っても外国人や日本の外交官と食事するだけのものが詰まっているものゆえ・・どちらも譲れるものではないが・・頼んでもいいか?」

「いいよ?残念だけど僕とコイツじゃ頭の出来が違うから♪」

ぬぬぬ・・俺は確かに・・日本語以外話せません・・。

「その代わり。しっかりしてよね?」

何度も何度もため息をつくな!こっちがしんどくなるだろ。

「分かってーし。」

「でも今実際聞いてなかったじゃん。」「う・・!」

「まあなんとかなるであろ。では後で合流出来たらする。報告は私に届かぬゆえ・・直接書記や賢人へ頼む。問答に気を付けてな。」

「は。」

アイツが言う・・。左翼ってかんじじゃんね?もう。

確かに報告だけでも俺しんどいかも。

その代わり逢坂であろうが・・なんでもやってやるぜ。

「ねえ流華?」「ん?」

「公務の件はそれでいいんだけど・・どうして逢坂にテレパスできないの?」

そうだな・・テレパス出来ない日なんて。少ない。

「次元が全く違うので過去の自分が未来の自分に時限的にメッセージを忘れぬ様に残すことは出来ても、タイムトラベラーではないゆえ過去の先人とやり取りしたり次元の違う時間軸にそういったものは送れない。私でもな。」

「そうなんだ。流華が危険だって分かる手立てみたいなのってある?」

「その身体である。」

ほ??

「右翼・左翼・純血この3人は魂の共犯者であるので・・」

なんか悪な響きだな。さすが闇の国所属。

「僕の魂が危ないときって体感的にわかったの?」

「まあ・・な。そんな事起こったことが無いゆえどことなく・・なんだが、状況も踏まえてだが体感的に理解したのが一番だった。推測の域を見るまではやはり出なかったが。」

「そういうもんか・・」

「そうみたいである。その辺はなぜかどういう仕組みがまではまだ分からぬ。少々の事では魂まで危ないなどとならぬしな。」

俺だってわからん。けどあの時のよくわからないザワザワはそれか。

「分かったよ。じゃあ自分に聞いてみる。でも信じて待つよ」

お利口さんの答えだな・・・

「うむ。信じる事が一番である。」

流華はそう言って円を描き逢坂に行った・・俺は着の身着のままそそくさとついて行った。

アイツにリュックをポンと投げられたけど。

用意いいな・・。何はいってんだろう。

取りあえず背負ってと。ちょっと重いぜ。

穴を抜ける。

抜けるときって山の深く深くに行ったとき耳がボワってなる感覚がいっつもするんだよな・・。

俺らはところかまわず穴から出たけど誰も驚いてない。ぺこりされるくらいだ。

この登場の仕方は流華が来る為に当たり前になっているこの街。

やっぱ東京と違って見晴らしいーな?高い建物・・城オンリー。

流華はまたうじゃうじゃと囲まれて「元気であったか?それはよかった。」

などとお殿様?として話している。籠屋を待ってるんだろうけど。

どうせなら直接城に行けばいいと思うんだけど・・

挨拶をしておきたいのかな?

「右翼様・・」袖をちょんちょんと町娘的な女の子に引っ張られた。

「へ?俺?」

「これを・・」手紙。・・手紙?

「流華に渡しとけばいいの?」

女の子は真赤になって首を横に振ってから下を向く。この雰囲気は・・フラグ?

「いえ。それは右翼様に書いたものです。」

「え・・?」いつの間にか町人が冷やかしてヒューっと口笛を吹いたりしてる。

「良かったな。純ちゃん。」流華もそういっている。

「恋文だとよ?粋だねえ・・」

こいぶみ・・?って・・ら・・ラブレターか??
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