ワケあり!?社内恋愛
「ご、めんなさいっ……
ごめんなさいっ……」
あたしはもう、謝ることしか出来なかった。
こんなあたしを好きになってくれて、本当に嬉しかった。
倉永さんを好きになりたいと思った自分がいたのも確かだった。
だけどあたしはやっぱり
那月さん以外、好きになることが出来なくて……。
「ごめ……なさいっ……」
倉永さんはあたしの頭をポンと叩くと、
「じゃあ、最後にお詫びだけもらっとくね」
「え?……っ」
あたしのおでこに
優しいキスを落とした。