ワケあり!?社内恋愛
「あ、もしかしてアレか!
長年、片想いしている奴がいるとか?」
ジョッキに口をつけながら、茶化して聞いてくる那月さんに、思わず箸でつまんでいた唐揚げを落とした。
「あ、マジなんだ?」
「うるさいなー。
放っておいてくださいよ」
好きなのは、目の前の貴方ですよ!
と、心の中で叫んだ。
だけどまだ、この言葉を言うのは早すぎる……。
「青いねー。若いねー」
「那月さんだって……!!」
そこまで言いかけて、ハッとした。
今までは、那月さんと同じ立場だったけど、
那月さんは今、決定的な立場に立たされてしまって……。
「だよなあ……」
那月さんは、そういって苦笑した。