ワケあり!?社内恋愛
さて、と……。
日報を提出して、思わず首をカキコキ鳴らした。
亜由美さんはもう帰っていて、事務職で最後まで残っていたのはあたしが最後らしい。
パッと顔を上げると、那月さんの姿ももうなくて……
帰るなら、一言声かけてくれたらいいのに……。
日に日に、貪欲になっていく自分がいた。
「お疲れ様ですー。お先失礼します」
一言声をかけて、オフィスを出ると、
エントランス前に、男女の姿があった。
「あ……」
まだまだ遠めだったけど、男の人が誰かなんて、すぐに分かった。
那月さんだ……。
途端に胸がドキンドキンと高鳴ったけど、その隣にいた女の人に目がいって……。
「えー、行きましょうよー」
「いや、月曜日からそれはないって」
企画部署の、村上さんが那月さんに何かを詰め寄っていた。