ワケあり!?社内恋愛
 
「え……」
「はあ?」


その発言に、すかさずあたしも那月さんも返していて、心の中ではかなりパニクっている。


「いや、だってさっき汐莉のタイプ聞いてさ。
 思いきり、那月が当てはまりそうじゃん?って思って」

「へー?」

「いやいやいや!」


それを那月さんの前で蒸し返されるとは思っていなくて、慌ててその言葉を制した。

だけど那月さんは、面白そうにあたしを見ていて……。


「か、勘違いしないでくださいっ!」
「ふーん?」


勘違いじゃねぇだろ?
と目で訴えられた。


ええ、そうですよ。
勘違いじゃなくて、思いきり那月さんを想って答えましたよ。


でも……
こんな状況でバラされるのは恥ずかしすぎる。



「那月はどうなの?
 汐莉のこと」



その問いかけに、あたしのほうがドキッとした。
 

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