ワケあり!?社内恋愛
「ま、本当に困ったら、遠慮なくアンタのこと頼らせてもらうから!
今日は帰りなー」
「はい!ドンと頼ってください!」
「ありがと。
じゃあ、お疲れー」
「お疲れ様です」
笑顔で手を振る亜由美さんに安心して、あたしも手を振ってオフィスを出た。
そういえば今日、那月さんと全然絡めなかったな……。
朝だけは、一緒に通勤してくれてるけど。
変わらず、痴漢から守るために一緒に通勤してくれる那月さん。
そういう優しさが、ますますあたしの心を離さないってことに、彼は気づいているんだろうか……。
日中絡めなかった分、メールでもしようかな。なんて思ったけど、
たまにはあたしから何のアクションもない日も大事だ、って思い、開いた携帯を閉じた。
「今日は何食べよっかなー」
頭の中で、夕ご飯のメニューを考えて。