Crescent



前にも高校時代の親友が突然雑誌を見たとやって来て同じように作った。



その時は笑って『久しぶりに会えて良かったですね』って言ってくれたのに。



訳が分からない、真下ちゃんに付き合っていたら作れない。


まだ何かを言っている真下ちゃんには取り合わず作り始めた。



途中ムスッと突っ立っていた真下ちゃんに、彼女の所へ水を持って行ってほしいって頼んでそれが済んだら帰っていいと言うと。


「…分かりました」


彼女は不満気にこっちを見てから喫茶の方に行ってしまった。


「…なにかあったんですか?」


「いや…なんだろうな」


「……?」


驚いた顔で俺達を見ていた透にも、閉店時間が近づいていたから看板だけ中に入れるように指示し帰らせた。


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