駆逐系男子【更新再開】

「こうして君と一緒に下校できるなんて夢みたいだ。ずっと前から君を見てたんだ」


しばらく黙って歩いていたのだけど、ふと彼が口を開いた。

それって……


私はこの人のこと知らないけど、この人は私を前から知ってたの……?

なんで……?



「……あ、の!」


出来る限り大きな声を出す。
名前、聞かなきゃ。


それで、ちゃんと返事するんだ。



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