駆逐系男子【更新再開】

まこちゃんの代わりに吉良くんが来るのですか?
用事なら仕方ないとは思うけれど、やはり寂しい気持ちは拭えない。

あ……でも吉良くんは私がひとりにならないようにと思って来てくれるんですよね。

まこちゃんに大丈夫ですと返事をし、人が多いため時計台の方へと向かう。


『三枝ですが、まこちゃんから聞きました。ありがとうございます。今どこにいますか?』

『時計台の前で本を読んでいるよ。はるちゃんはもえ着いたのかな?』

つ、着いているのですが……
え、でも、どうしましょう、身動きが取れそうにないのです。



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