自由奔放な恋愛達


病院へ行くと点滴に繋がれた秋ちゃんがいた。

「どうしてこうなっちゃったの?」

「愛ちんがぶつけた携帯の当たり所が悪くて、左目の視野が
ほとんど見えなくなっているみたい。その検査の為の入院なんだって」


淡々と話す秋ちゃん。

本当は辛いはずなのに...

「ご...めん...なさ...い...」

「愛ちん...俺は、愛ちんのせいだと思ってないよ。
俺が全く聞く耳持たなかったからだと思っているよ」

どこまでも優しい秋ちゃん。
あたしをまったく責めたりしない。


それが余計に辛い...


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