自由奔放な恋愛達
しばらくお腹が痛い事がある日が多かった。
1日ベッドでごろごろしてなきゃいけない日が増えて、
新撰組のマンガを読んだり士道を読んだりして過ごした。
またつわりや情緒不安定な日が増えて、
ちょっとの事で槙ちゃんとケンカになってしまう事が多くなっていた。
ケンカしたいわけじゃないのにな...
でもあたしの言い方が悪いのだろうな...
槙ちゃんはいつも優しいもん。
槙ちゃん、ごめんね...
2006年11月21日。
検診日。
少し週数がずれました。
6.11㎝になり、この間よりかなり大きくなっていた。
手と足もはっきり見えて、人間らしくなってきた。
病院に行ったのが遅くて、帰りのお迎えを槙ちゃんに頼んだら
ケンカになってしまい、帰りの車の中で言い合いになってしまう。
「仕事で疲れてるのに、ごめんなさい」
「俺こそごめん。仕事の事でイライラしてたから
つい、当たってしまった。ごめんな」
仲直りはできたけど、なんか気まずい雰囲気。
寝るとき、槙ちゃんがセックスしようって言ってきて
おかげでちゃんと仲直りできた。
「愛ー?まだ起きてる?」
「起きてるよ?どうしたの?」
「今日はごめんな。八つ当たりして、かっこ悪いわ」
「もう気にしてないよ。それに愛だから本音の態度でこれたんでしょ?」
「ありがと。明後日は祝日でお休みだから明日、映画でも借りてきて観ようか」
「うん!楽しみー♪」
「もう寝ようか。おやすみ」
「おやすみなさい」
でもあたしはしばらく眠れなくて寝たのは朝方だった。