子犬系男子の溺愛っぷり。
* 第4章 *

** ごめんねの変わりにありがとう

**


文化祭の日から早くも1週間が過ぎていた。

ミスコンの時に勝手に抜け出した事を後から注意されたけど、学校公認の恋人になったみたい。


「しっかし、怜が告白するまでに成長するなんてねぇ」

「…バカにしてる?」

「やーねぇ!してないわよ!むしろ褒めてるんだからね」


詩織の言い方からしてバカにされてるようにしか聞こえなかったんですけど。


…だけど詩織にはたくさんお世話になってるから多目にみよう。


「夏目君も男らしくて…見てるこっちがドキドキしちゃったよ!」

「…そう?」


やっぱり周りから見ても夏目君…裕貴君が男らしく見えるんだ?


今まで『子犬系男子』として可愛がられてた"あの"裕貴君が、男らしく見えるくらい変わったって事だもんね…?


彼女としては、そんな成長が嬉しいような寂しいような…。


「夏目君もちゃんと男なんだね!…ハっ。まさか怜にもう手を出したりなんて事は……!?」

「…な、ないから!」


何を言い出すかと思えばそれ!?

てか、手を出すって…。


いくらなんでもそれはないっていうか。

何か、言葉がやらしー…
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