抱きしめて。




今は雪さんにもらった名前のおかげで自分の名前を自信を持って言える。




「髙宮?…うちのエースと同じ苗字とはな。」




「はい…。すみません、今日は疲れたのでこれで失礼します。」





そそくさと支配人のもとを後にした。





私の気持ちをわかってか、知らずか髙宮という名前については追及してこなかった。





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