全力恋愛。
始業式
『あーまた朝がきたのかぁ』

美絵は窓からこぼれて部屋を照らす光に目を細めながら思う。
「美絵ー!!もういかないと遅刻じゃないー!?」
一階から焦る母の声がする。
「んーまだ平気ー!今日は始業式じゃーん!!」
「あらーそうなのー!」
『そんくらい知っとけ!』と、心の中でつっこんだ。
うちの母はどこかぬけてる。
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