姫の笑顔


「国王からのご配慮で姫様と同じクラスにして頂きました。学院では執事は執事科という科に在籍することが義務化されているので全てのカリキュラムは一緒では無いのです。」と言われた。

「分かりました。ありがとうございます。」そうわたしは言い、会話が終わってしまった。

ー学院ー

学院が着いたら、

『ごきげんよう』の言葉の嵐だった。

…日本にお嬢様学校なんて縁が無かったわたしにはびっくりするには十分な内容だった。

校舎に入っても同じ『ごきげんよう』の嵐。

しかも、微笑んで(愛想笑い)

……つ、疲れる!!

挨拶の嵐を切り抜けて、まずは職員室。…担任の先生とかに挨拶して、(先生、すごく低姿勢だった。…先生なのに。…王族ってだけでそんなに凄いことじゃ無いと思うのに。凄いのは公務をちゃんとこなしてるお父さま方なのに。)

担任の先生、わたし、ユウキさん、の順に教室に向かった。(執事のレイスさんは執事科に行くために途中で別れた。)


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