【完】君と、前へ。












「っ…!!




……あーーーーっっ!!!!」










「っ!?…びっくりさせんなよ奈津っ……って…奈津!?」








私は純白のサンダルを放り出して、





あの時と同じように海に足を投げ出した。








「ひえーっ…冷たくて気持ちいっ!」







「ばか…、奈津!!俺の話ちゃんと聞けって…」








パシャパシャとはしゃぐ足を止め、
振り向く。









「……だって、勝手だよ…。」









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