春色桜の恋
私は

「…うん、ちょっとね、」

と言った。

ちゃんと笑えているだろうか

涙に気づいてないだろうか


荷物を持ち教室を出た。

「それじゃあ、家の人来るのを玄関で待っているのよ?」


そう言いまり子先生は帰って行った
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