【短】私の意地見せてやるっ!


目の前に置かれた桜餅。


そして横にはユウさん。


「どこで知ったんですか…」


階段を上りながらユウさんに問いかける。


「ん?桜餅のこと?

空ちゃんが教えてくれたんだよ。」



あいつか…!

私の好物を教えたのは…!!


「桜餅が好きなんだってねぇ?
かっわいー。」


後ろをチラっと見ると
ニヤニヤしてるユウさん。


「…別に好きじゃないです。」


少しイラついて強がってみた。


「…へぇ。じゃあ食べちゃおうかなぁ…。」


桜餅をひとつとって、
食べようとするユウさん。


「…」


今更、強がりだったとは言えなくて、
そっぽを向く私。


「瑠奈ちゃん」


「…なんですか?」


少し睨むように振り返る。

「はい、あーん。」


そう言われて、
口に桜餅を入れられた。


しょうがないから、桜餅に免じて
さっきの食べようとしたとこは
許してあげます…。
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