好きなんて言わないで…
ドキっ






蓮が隣にいるというだけでドキドキする






これじゃ夜がどうなることやら…







なんて考えていたら…




「奈々」




ふいに蓮から名前を呼ばれた






振り返れば真剣な顔で私を見つめていた







そしてゆっくり近づいてくる






私は目をつぶった






チュっ





小さいリップ音が部屋に響く





すぐに離れた唇はまたすぐに近づいてくる




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