好きなんて言わないで…
「じゃ明日ね〜」




「うん、バイバイ」





校門を出た少しくらいで私と麗奈は分かれて帰った






朝は新しい学校が不安だったけど友達もできたしよかった






私は無意識に首元にあるネックレスに触れていた





このネックレスは翼先輩が私の誕生日に買ってくれた




もう恋なんてしないって思ってるけど結局、私は翼先輩を忘れられないだけ…




何でいきなり姿を消したのか理由が知りたい




そんな事を考えながら家までの近道の細い路地を歩いていたら…




「君、可愛いね。
これから俺らと遊ばない？」





ヤンキーみたいな男たち三人が私に話しかけてきた




私は何も言わずに逃げようとしたら




「逃がさないよ」




男たちは私の腕をつかんで無理やり連れて行こうとした




「やめて！離して！」




私が必死に抵抗しても男の力に敵うはずがない




でも…そのとき




ドンッ




いきなり大きな音が聞こえて男たちを見たら私の腕は解放されていて男の1人が倒れていた




前を見てみたら…




「そいつ俺のなんだけど…」




私は息をするのも忘れるくらいその人を見つめた




こげ茶色の髪に毛先を少し遊ばせていて綺麗に通った鼻筋やパッチリと二重で…




ホントにそこらへんの芸能人よりかっこいい人だった




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