プリンセス☆ロード





「どうして?王様に怒られるから?それとも、レンに?そうだよね、レンうるさそうだもんね」

「違うよ、そうじゃないよ。本当に、ダメなんだ」

「ダメダメって、どうして?別に、迷惑なんてかけないよ!勝手に見て回るんだから、いいじゃない」







ついてきてなんて言ってない。
護衛なんて、必要ない。



そうよ、私には剣道がある。
ずっと、逃げてきた剣道だけど、外に出るためなら使ってやる。







 

「紗南ちゃん…」

「どうして…?説明してよ」

「説明は、ちゃんとする。だから、もう少し待って…。ごめん」







ミナト、困ってる。
でも、私だって本気なんだ。








「どうして、あなたたちに縛られないといけないの?あなたたちに私をここに縛り付ける権利なんてないわ!」

「それは…」

「それに、あなたたちが本当に正しいのか、私にはわからないもん!あなたたちにしか会ってないんだから、あなたたちが自分たちが正義だって言うのを信じるしかないのよ」






そうよ。
王様、とか、騎士とかいうおとぎ話では“正しい”とされる人。
だから、無意識に信用しようとしていたけど、この人たちが善だとは限らない。





「自分たちが、善だと思い込ませたいから、ここから出したくないんじゃないの?」








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