Amarosso~深い愛~の作り方♪
「やっぱりおまえ。
戦い抜くしか手は無いよ。
一生、逃げ続ける人生なんて楽しくないぞ」
「言われる筋合いありません」
「ああ、そうだな」
素直にうなずいて、また考える顔になる。
「おまえの資金じゃ逃げ切れないよ」
まったく、どこまで調べ上げたんだか。
「どっちかにしろ」
煙草をくわえて、火をつけた。
煙を吐いて、怜士の目を見据える。
「あの地位に就き、麗華を手に入れるか。
麗華に関わるのをやめるか」
なぜこの人にこんなことを命じられるのだろうか。
人の勝手だろう。
「そうか?
深入りしたところで捨てられる麗華の気持ちは?
もう大分、気持ちは傾いているんじゃないか?
いずれ逃げる失せる積りなら、これ以上、すすめてどうする?」
それはどちらの気持ちのことか。