Amarosso~深い愛~の作り方♪
「呼んで来る」
麗華は一段飛ばしで階段を上りきると、宏樹の部屋のドアをノックして開けた。
「ごはんだよ~」
宏樹がソファーへ屈んでいた身を起して、振り返った。
「今行くよ」
穏やかに微笑んで言うと、手にしていたブランケットを、ソファーに横たわっている一枝にかけた。
「一枝、寝ているから。
そのままにしておいてあげよう」
「う・・ん」
「行くよ」
宏樹は麗華の目の前を通り過ぎて行った。
麗華はちらりと眠り込んでいる一枝を見てから、後を追う。
一枝は家で眠れないらしく、ここに時々眠りにやってくる。
珍しくない。
のだが。
ドアを開けたとき、兄が寝ている一枝にキスしていたように見えた。
微妙だ。
実に微妙だ。
なんせ二人は同い年でも、叔母と甥なのだから。