Amarosso~深い愛~の作り方♪

「ふふふ、色っぽい」


怜士はシャツのボタンを二つほど開けていた。

そこに指を差し入れて、鎖骨をなぞる。


「今からこんなだと、大人になったら、どうなっちゃうのかしら」


怜士は佐和の手首を掴むと、自分の膝の上に組み伏せて、くちびるを奪う。


「今日は激しいのね」


怜士は口の端で皮肉っぽく笑った。

一体。

自分は何に対して、いらだっているのだろうか。

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