後ろの甘々狂犬王子とペットなメイ②
「メイ」
萌衣ちゃんに手を振り見送っていると、こわ~い声で呼ばれる。
「は、はい?」
ピクっと身震いを感じた。
「知ってるよな?本当にお前は気にしないの?」
「だ、大丈夫だよ、だって、わたしが凛くんのカノジョだって知ってるみたいだし」
「じゃ~オレがアイツと、話しても怒らないよな?」
「うん」
大丈夫。だって、いつもわたしが傍に居るし、思ったほどイジワルそうな子じゃなかったもん。