後ろの甘々狂犬王子とペットなメイ②
「良かったです」
萌衣ちゃんは、頭をペコっと下げると、校舎へ歩いて行った。
「凛くん・・・萌衣ちゃんって優しいね」
ニコっと笑い凛くんを見つめた。
「そうだな、案外良い奴なのかもしれない」
凛くんは、そう言って、わたしの髪をクシャット触れ、嬉しそうに手を繋ぐと歩き出した。
「凛くん・・・今日はバイトだよね、土曜日も日曜日もアンちゃんの心配してくれてありがとう」
「メイの大切な家族は、オレにとっても大切だからな」