後ろの甘々狂犬王子とペットなメイ②


「オレは、メイしか興味ねえから、ダレに告白されてもだな・・・」


焦ってる。


「気にしないよ、だって凛くんは、わたしだけの王子様だもん」


横で、苦笑いする凛くんの手を取ると、皆で下駄箱に行き、上履きに指を入れた。


チクっと何かが刺さった感触。


何?


そっと上履きを見ると・・・中に画鋲が入っていた。



これって・・・


「メイどうした?」

「何でもないよ~」


何もなかったように、画鋲を手に持つと教室へ向かったのだった。
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