あたしに明日は来るのでしょうか。
「榊だって一緒じゃん......」
思わず、そんな声が漏れていた。
「あ? 何か言ったか?」
「......別に」
チラッとあたしを見る榊から目を逸らすのと同時に、靴箱につく。
「つーかよ、お前さっき何か言われてなかったか?」
靴に履き替えながら、ふとそう聞いてきた榊に、手が止まる。
「何って......何を...?」
亜真菜の声が聞こえたわけじゃないよね...?
「んなの俺が分かるわけねぇだろ」
「......」