あたしに明日は来るのでしょうか。
「......」
「......」
長い沈黙の末、ゆっくりと口を開いた。
「──あ、あのさ......陽架里って...」
そう口にしながら陽架里を見れば、顔に手を当てていて。
「う、うん......わっ分かってるから...‼︎」
顔を真っ赤にして、焦りながら言う姿に、確信する。
「...陽架里って春山君のこと好きなんだね」
そう言った後、自然と上がってしまう口角を手で押さえる。