あたしに明日は来るのでしょうか。



それから、紙を受付の人に渡して数十分後、名前を呼ばれた。


「中山薫さーん」


あ...あたしだ。


座っていた椅子から立ち上がると、看護婦さんの元に小走りで向かう。


「聴力検査しますので、こちらに来て下さい」



「あ、はい」


聴力検査するんだ。



まぁ...耳が悪いから来たんだし、当然だよね。



それから、普段する聴力検査と、雑音が入った聴力検査を受けた。




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