こころ

きっとあたしが目指してた学校に入っていたら人生がかわってただろう。

また同じ小学校のメンバーと同じ中学。

あたしに選ぶ道はなかった。


小学校の倍くらい遠い中学へ、また同じメンバーと歩く。

またのけものにされる。

しんどい、めんどくさい。

ただ、一人では登校したくなかった。


右の足にあざがあるからはいたことがほとんどなかった制服のスカートは嫌で嫌でたまらなかった。

みんなが短くしていく中、あたしはださい膝丈で。

ジャージをはいてるときもあった。

もしこの中学に入らなかったらあたしの人生は明るかったのかな。

今でも心のどこかでそんなことを考える。
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