こころ
親友
−中学一年−

他の小学校の子は知らない子ばかりだった。
なぜかクラスもほとんど知らない人ばかりで逆にうれしかった。
とりあえずクラブに入らないといけない感じで、吹奏楽部に入った。
でも、これもまちがいだった。

あたしはクラリネットを担当し、かなりクラにはまっていたけど、このクラブは60人以上いる。
人間関係がものすごく大変だ。

あたしは6人ぐらいのグループにはいっていた。
でもリーダーは最悪やし、あたしは弱々しく見えるのか、いつもはみだされていた。
クラは大好きやのに、クラブにいくといつものメンバーがいる。

「どうしてあたしは友達とうまくいかへんねやろう」
この時からそう思い始めた。

クラスではまだマシだったけど、だけどクラブもクラスも一緒のありさ達からははみ出され、居場所と言うものが全くなかった。

そんなときに出会ったのが−神崎朱美−。
朱美は優しかった。
朱美は3人グループだったから、そこにいれてもらった。
でもどうもうまくいかない。
朱美は誰とでも仲がいいのに、あたしを気にかけてくれた。
朱美とはしだいに仲良くなって二人で行動するようになった。
今でも大親友。


でも、そんなときにクラス変え…
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