あいつと最後の恋愛・・・できますか
「先輩、どうしたんですか?4人揃って」

「あ・・ちょっとな・・」

「玲さん、沙織さん・・大丈夫ですか?」

「え?あー大丈夫。部長とちょっとだけお話」

「いつもの?」

「そうそう。早く嫁に行けーって」

「それっていつもの儀式みたいなもんじゃないですか」

「そうそう・・気にしないの。さぁ仕事!仕事!」

さっきの約束で入籍が済んでから、妊娠報告すると言ってたので

今週いっぱいは気をつけておかないと・・・

仕事が忙しい時期でなくてよかった・・・。

中断しすぎたので、今日中の仕事をさっさと片付けた。

昼休み。沙織の妊娠がわからないように、暫くは外で食べることにした。

「沙織、食欲は?」

「今日は大丈夫。でも家では食べれない」

「健二が忙しい時はうちにおいでよ」

「うん・・ありがと」

「一人でいるより安心でしょ」

「そうだね」

「ところで、予定日は?」

「来年の7月」

「そっか」

「玲、私ね」と不安そうな顔で沙織が言いだした。






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