あいつと最後の恋愛・・・できますか
あなたとなら・・・
朝食、チェックアウトとまるで出張にきていたように済ませ

車に乗って私の実家へ向かった。

運がよく父さんも午前中はいることがわかり急いで向かった。

「お母さんいるー」玄関を開けて呼ぶと、リビングから出てきてくれた。

「あら朝から一緒って・・どうしたの?」

「ちょっと大事なお話があって・・・」

「え!まさか玲!おめでた?」

「・・・あのね・・いないわよ」

「あら・・残念・・・さぁあがって・・」

できちゃった婚って勘違いしていたみたいだった。

リビングに入ると父さんもそわそわしていた感じだった。

「お・・来たか・・」

「ごめん・・急なことで・・」

「ああ・・いいから・・どうした?二人して・・」

「実は・・・・」

聡のこれからの事、私のこれからの事をすべて話した。

「・・・ていうことは・・聡君のお父さんは・・・」

「・・・良いとは言えません・・・」

「・・・わかった。それで結婚式は?」

「・・・12月30日と考えていましたが・・・早くなると思います」

「・・・わかった」

「玲・・これが入籍するのにいる書類だ」

「ありがとう・・・」

「それでこれから手続するのか?」

「はい・・僕の書類が出来次第です」
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