あいつと最後の恋愛・・・できますか
妻として・・・
急いで玄関に向かうと、聡の車が見えた。

車に向かい窓を叩いた。

「おつかれ・・」

「って何してるの?実家は?」

「送ってから行く・・俺も挨拶はしたいし・・」

「あ・・そう・・でもよかった・・この袋・・」

「何だそれ?」

「ウエディングボード」

「へぇー誰が?」

「営業の子から」

「じゃ・・明日飾ろうな・・」

「うん・・お願い・・」

車で家に向かった。

「ただいまー」

「おかえり・・ってあら聡君・・」

「こんばんは・・お義父さんは・・・」

「いるわよ・・どうぞ・・」

リビングで仕事をしていた。

「ただいま」

「お帰り・・・聡君どうした?」

「明日のことで・・挨拶を・・」

「ん?」

リビングに座りみんなと話をした。

「急な変更にも対応してくださり、ありがとうございました。
明日はよろしくお願いします」

「こちらこそ・・玲のこと・・よろしくお願いします」

「では・・明日・・現地で・・・」

「聡もう帰るの?」

「今夜はこれで・・玲・・じゃ明日な・・」

「親孝行してきてね・・」

「そうだな・・」

玄関まで見送って外に出ると、

「玲・・・明日・・楽しみだな・・」

「え?」

「玲がどれだけ・・変身するのか・・」

「史上最大の化けっぷりをお楽しみに・・・」

「なんだよそれ」

「聡も・・楽しみにしてるから・・・」

「俺は変わらないけどな・・」

最後は笑って帰っていった。
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