あいつと最後の恋愛・・・できますか
「玲・・やっぱり体調悪いのか?」心配そうに顔を覗かれた。

「何で?」

「これぐらいで酔ったり・・・寝たり・・」

「私もそう思った・・原因はなんとなくわかってきたから・・」

「何だ?」

「聡・・・あなたよ」

「俺?」目が合った・・目線が外せない・・・

完全にこの雰囲気に飲みこまれてしまった・・・

いつもなら、しっかりしないといけないと気を張っていたのだろう・・・

でも今は違う・・・。気も張らなくていい・・帰らなくていい・・

「聡・・」「ん?」今度は私からキスをしてみた・・

お酒の力を借りて恥ずかしさを吹っ飛ばした。

この際、大胆になってみるのもいいかもと思った。

聡の首に腕を回した。さっきより身体が密着した。

聡の手が後頭部を押えた。

そのままソファーに倒れた・・・

唇が離れた・・・

「玲・・いいのか?」見つめられた目は違った・・男の目だ・・

小さく頷いた・・・。

聡の唇が落ちてきた・・・

そっと目を閉じた・・

聡にすべてを預けよう・・

暫くソファーの上でお互いの気持ちを確かめ合った・・・

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