運命

夏ー気持ちー

6月。亜依羅達が通っている高校は、7月に文化祭がある。
みんなそれにむけて、頑張っている。
まぁ、亜依羅と真央はいっつも、二人で喋っているか、屋上に行っている。
たまに屋上に行くと、ヒロトくんとダイヤくんがいる。
あの日以来、月に何回かこの4人で遊ぶよーになった。
真央とヒロトくんは、まだ付合ってないけど、回りから見ると、カップルに見える。
亜依羅は、ダイヤくんにレイプ事件のことを話してからは、遊んで帰るときにいつも「送って帰る」て言ってるれる。
アドレスも交換して、よくLINEもする。
「亜依羅ー!真央達のクラス、コスプレカフェするんだってー!」
真央が笑顔で言ってきた。
「亜依羅はコスプレしないからね!」
「えー!なんでよー!一緒にコスプレしよー!亜依羅、可愛いし絶対似合うよ!」
「絶対しないー」
真央が悲しそうな顔でこっちを見る。

キーンコーンカーンコーン・・・
終わりのチャイムが鳴った。
「亜依羅ー!今日買い物に付合ってー!」
「いいよー」
< 9 / 17 >

この作品をシェア

pagetop