JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】

「おはよう」

「あ、おはようございます」

倉坂さんよりもちょっと年上の先輩、城ノ上慎吾【ジョウノウエ シンゴ】


営業と経理の両方をこなすやり手の城上さんは、一目置かれる存在。

倉坂さんと城上さんは社内で目立ってるふたり。


「荷物多くない?」

城ノ上さんは、私のボストンバッグを見て、笑い出す。


「何泊するんだよっ!」

と私の頭をコツンと叩く。

「へへへ」

「へへへじゃないよ。お前の荷物、重すぎるだろ」


さりげなく私の荷物を持ってくれた。

この城ノ上さん、実は真佐と過去にイイ雰囲気になったことがあった。

付き合うまでは行かなかったはずなんだけど、実際はわからない。
今も連絡を取り合っていることは知っている。

真佐と城ノ上さんのことは暗黙の了解のように社員の中では有名だったりする。


どこから見てもお似合いなふたりだからか、人気のある城ノ上さんだけど真佐への嫉妬はあまり聞かない。
真佐への女子社員の嫌がらせ的なのもない。

ま、真佐が女子社員に一目置かれる存在であるからってことなんだろう。

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