JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】
「誰がそばにいても別に好きにならない。別の誰かが来たとしても、たいして変わらない。わかる?」
ソーセージに刺さっていた骨をしゃぶりながら、真剣な顔をしてそう言ってくれた。
「はい。何となくわかる」
「しっかり理解しろ。本人がしっかりしていれば、どんな誘惑があっても平気だってこと。社内に俺のことを好きな子がいたとしても、そのことでお前が不安になることはない」
骨をくわえながら、上目遣いで私を見た。
その顔は、凛々しいのにかわいくて、ぎゅって抱きしめたいって思っちゃう。
「信じていればいいってことだよね」
「まぁ、簡単に言えばそういうこと」
「私って、合格したのかな」
彼女になる為のテストの結果を聞いていない。
「こんなに愛してんのに、まだそんなこと気にしてんの?」
サラリと言われた“こんなに愛してんのに”ってセリフに赤面してしまう。
嬉しすぎて、もう体も心も熱くて・・・・・・