分かっていた。でも止められなかった
プロローグ
____

「着いたわよー!」


「うぅ...だめだ緊張する。」


「なんで結衣が緊張するのよ~」


今日はお母さんの再婚相手の家に挨拶をしに来た
だめだ!なんでか緊張する
私が結婚するわけでもないのに...


「おじゃまします」

私は緊張しながらもなんとか挨拶を済ませ、ソファーでくつろいでいた。
本当にこういうきっちりしたのは苦手なんだよね..
昔から緊張しやすいし、小学校の運動会徒競走なんて毎年転んでるし..



「ただいまー!」
「ただいまぁ」


私はその声を聞いた瞬間飛び上がりそうになってしまった。
ドキドキしている胸を抑え声のする方へ

「はじめましてー!」
「はじめまして」

そこには同じぐらいの背の高さの男の人が2人並んでこっちを見ていた。
一人はニコニコしていて、もうひとりは真顔で立っていた。

「はじめまして。結衣ちゃんだよね?」

にこにこしている方の人が話しかけてきた。






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