きっともう大丈夫
今日は母の日の5日前、これから今以上にハードワークになる。
社長から今日くらいはみんな早く帰るようにと半ば強制的に帰る
ことになった。
でも明良はまだどうしても今日中に仕上げないといけないものがあるからと残った。
私は、久しぶりに早く帰れるので、たまには家でご飯作ろうと帰りにスーパーで買い物をして帰った。
アパートに着くと入り口付近に人影が・・・もしかしてと歩く速度をあげる。
「明良・・・」
「おっせーなー。何処行ってたんだよ。俺なんかハイスピードで仕事終わらせたっつーのに」
「買い物行ってた。」
エコバッグを明良につきつけると、バッグから鍵をだし鍵を開けた。
一足先に家に入り、玄関の電気をつけると明良が黙って入ってくる。
「バッグありがとう」といってエコバッグを受け取ろうとすると
明良は私の腕を掴み抱き寄せる。
「んっ!・・・・」
口を塞がれ長いキスに甘いしびれが体を襲う。
明良は一度唇を離すと角度を何度も変えついばむようなキス私に与える。
「もう・・だめ・・・・オレの充電がなくなった・・・・充電させて・・・」
「あ・・きら・・」
唇が離れ名前を呼ぶ
再び口を塞がれ次第にそのキスが深いものへと変わる。
明良にしがみつき私は明らからのキスに必死についていった。
明良の唇が離れ
私はその場にしゃがみ明良を軽くにらんだ。
「いきなりはやめてよね。」
「そんなエロい顔してやめてって言われても説得力ねーよ」
恥ずかしくって目線をそらすと明良はしゃがんだ私の腕を引っ張り起こした。
「飯、これから作るんだろ?今日は何?」
「あれ?さっき充電したんじゃないの?」
「食欲と性欲は・・・別もんなんだ-よ」
そう言うとエコバッグをテーブルに置き、買ったものを取り出す。
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