沢山の気持ちを君に伝えます!!

デート♬








あの日から…4カ月くらいが経った頃。




あたしと明希は更に仲良くなって居た。





何でも話せる良き理解者。



「…なぁ、舞奈」



「ん?」


2カ月前くらいから「舞奈ちゃん」から「舞奈」になった。



「…どっか休み遊びにいこーぜ?」



「いーよ?どこ行く?あ、クレープ食べたい!」



あたしと明希は放課後一緒に何処かへ行くことが多い。



今回は………………。





「…い、いやっ違うんだ!休日、暇だったりしない?」



「ひ、暇だけど…?買い物?」



「う、まあ、うん。そーだな!」



苦笑いの明希。



「…明希が珍しいね!」



明希が休日にあたしを誘うことはまずない。



必ず放課後に何処か行くスタイルが定番。



友達として付き合って行くつもりだったから、別に良かった。



明希の近くに居られれば…それだけで、



あたしは、幸せなんだ。




「まぁな!じゃぁ、また後で合流な!」




ニッコリ笑顔で、去って行く明希。



そこにはニマニマとした七逢がいた。




「舞奈ちゃんも乙女だねぇ」



限島君…らしくない。



限島君は七逢をギュッと抱き締めている。




そこから「乙女だねぇ」なんて言われても…。



嬉しさのカケラもないんですが…!



七逢と限島君は喧嘩することなく続いている。




限島君は表情によく出るようになったし、笑うようにもなった。




「透流!苦しいよっ」



嬉しそうに七逢は抱き締め返している。




そう、「限島君」だったのが「透流」になりました!



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