不意打ち男子のずるいとこ





「す、すいませっ・・・!莉莎子さん!!」




謝らなくちゃ怖い怖い!




後ろさえ振り向けないとか私何事!


何の状態よ今!!






「いやそんなことどうでもいいから!!」




へっ?


怒ってないのですね?

莉莎子さん。




怒るどころかウキウキルンルンな声が聞こえるんだけど、



気のせいじゃないよね??




おそるおそる振り向いてみると・・・。






ホッ・・・。



そこにいたのは目を輝かせている莉莎子。





「聞いたよ寧位!昨日また金田くんと帰ったんだって?!」




・・・。



・・・・・。





やはり、ろくなことないですね。






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