不意打ち男子のずるいとこ
「もう関わらない」





「もう外暗いな、帰るか」




そんなことを言いメガネをかける守谷。




すると机の上にポツリとおいてある黒髪のカツラを手にとると、それをカバンの中に収めた。






ふと疑問に思う。





「カツラ・・・被らないの?」




メガネをかければなんとか、メガネ男子の守谷にはなっているんだけれど、




やっぱり黒髪として印象があるから茶髪の守谷はなんだか・・・。




うまく言葉にできないんだけど、守谷なんだけど、守谷じゃないみたいな・・・。




これじゃバレちゃうんじゃないの?と思ってしまう。





「鏡ないとつけれないから、


それに今の時間校舎内に人いないだろ」






・・・なるほど。




確かに今の時間に校舎内に人なんていないだろう。




どうやら守谷と話しているうちにずいぶん遅い時間になってしまったみたいだ。





自分のカバンを持った守谷は私の持っていたカバンもスッと持つ。





「送ってく」





ボソッと呟くように言った守谷。





な、ななっ、なん、何なの守谷!!





私の胸がまたもや暴れ出す始末。








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