不意打ち男子のずるいとこ





「いいもん!!

みっくんとラブラブしてやる!!」




グサリ、と私の胸が傷んだような気がするよ莉莎子さん。



みっくん・・・。


充くんですか?



もう・・・ほんとに呼び方からしてかなりラブラブカップルじゃないですか!!




う、羨ましい!!!





「あ、そういえば」



なんてひとりでムカムカしてると急に莉莎子が思いついたように言う。




「金田くんとまわるんでしょ?


文化祭!!」




え、



なんて私の口から出てしまったけど慌てて口を閉じた。




「なんで知ってるの・・・」




私まだ誰にも言ってないんだけどな。




「知ってるも何も有名な話だよ?」



フフフと不気味に笑った莉莎子にちょっと身震いしてしまった私。



何いまの笑みは・・・!!









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