先生、甘い診察してください


何はともあれ、一件落着。




「意外と…あっさり認めてくれましたね…」

「そうだね~」



私の部屋に智也さんを連れて行き、ベットに並んで座って一息。





「あ、そういえば智也さん、今日…仕事なんじゃないですか?」



今日は土曜日。


学校は休みの日だけど、智也さんは仕事があるはず……。





「忘れてたぁ~。今日は遅めに出勤しよっと」



遅めにって…そんな事許されるの?






「せっかく翔太くんにも日向くんにも認めてもらえたんだから……」






―ドサッ




一瞬にして、視界が反転した。




目に映るのは天井と、私に覆いかぶさる智也さん。



私…ベットに押し倒されちゃった…!?



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