BitteR SweeT StrawberrY
あたしの耳に入ってくる、ケイの声。
そんなに大きくない声だけど、いつものような張りがない。
どこか切なそうな・・・
寂しそうな・・・
そんな声だった。
「あぁ・・・うん・・・まぁ、そう言われたかな・・・」
ケイは、電話の相手に向かってそう言ってる。
電話の相手が誰なのか、どんな受け答えをしているのか、あたしにはわからないけど、ほんとうにケイの様子は、いつもと少し違っていた。
「うん。それは判ってるよ。判らないハズない・・・あぁ、うん・・・」
ケイの綺麗な頬に、濡れて張り付いた髪。
窓から漏れる光の中で、ケイは・・・見てるあたしの胸が痛むぐらい、切なそうな表情で小さく笑ってた。
「そのつもりではいるよ。だけどさ・・・もう少し、頑張ってみたいんだ。
んー・・・?なんで怒んの?いや、それは判ってるよ・・・だから、そのつもりだって言ってる」
『・・・なんだぞ?!おまえ・・・・っ・・・・!?自分の体の・・・ぞっ!?』
電話の向こうで離す誰かの声が少し大きくなって、携帯から漏れた言葉の端だけが、思い切りあたしの耳に飛びこんでくる。
あたしは、なんだか聞いたらいけないような気がしてきて、その場から離れようとしたけど・・・何故か、足が動かない。
電話の相手は、男の人みたいだった。
ケイの口調と表情からして、きっと、新城さんではないと思う。
あたしの視界の中で、ケイは、窓辺にもたれた姿勢のまま、びっくりするぐらい女性らしくて、すごく穏やかで、それでいて胸が痛いほど哀しそうな表情になって、もう一度、小さく笑った。
「ガク、声でかいよ・・・もう少し静かに話して。
耳、痛い。さっきから何度も言ってる・・・それは判ってるよ・・・
判ってるから・・・うん・・・あぁ~・・・わかった。
じゃ、その時は・・・うん。連絡するって、うん・・・」
そう言って頷いたケイが、いきなり、こっちに振り向く。
あたしは、びっくりして、ハッとその場にしゃがみこんでしまった。
そんなあたしに気付いたケイは、可笑しそうに笑って、おいでおいでって手招きする。
あたしは、すごく申し訳ない気持ちになってたけど、おずおずと、リビングのドアを開けた。
ケイは窓辺にもたれたまま、電話の相手に向かってこう言う。
「ごめん、ガク。
アタシの苺好きな猫が起きてきた・・・もう切るよ」
あたしは、それを聞いて思わずハッした。
ケイ・・・
今、自分のことアタシって言った・・・
ケイは、ふっと可笑しそうに笑ってこう言葉を続ける。
「ん?ああ・・・そうだよ、女の子。
うん・・・可愛がってるよ、相当。
うん・・・?癒しかな?」
まさか・・・
これは・・・
あたしのことを、言ってるの???
そんなに大きくない声だけど、いつものような張りがない。
どこか切なそうな・・・
寂しそうな・・・
そんな声だった。
「あぁ・・・うん・・・まぁ、そう言われたかな・・・」
ケイは、電話の相手に向かってそう言ってる。
電話の相手が誰なのか、どんな受け答えをしているのか、あたしにはわからないけど、ほんとうにケイの様子は、いつもと少し違っていた。
「うん。それは判ってるよ。判らないハズない・・・あぁ、うん・・・」
ケイの綺麗な頬に、濡れて張り付いた髪。
窓から漏れる光の中で、ケイは・・・見てるあたしの胸が痛むぐらい、切なそうな表情で小さく笑ってた。
「そのつもりではいるよ。だけどさ・・・もう少し、頑張ってみたいんだ。
んー・・・?なんで怒んの?いや、それは判ってるよ・・・だから、そのつもりだって言ってる」
『・・・なんだぞ?!おまえ・・・・っ・・・・!?自分の体の・・・ぞっ!?』
電話の向こうで離す誰かの声が少し大きくなって、携帯から漏れた言葉の端だけが、思い切りあたしの耳に飛びこんでくる。
あたしは、なんだか聞いたらいけないような気がしてきて、その場から離れようとしたけど・・・何故か、足が動かない。
電話の相手は、男の人みたいだった。
ケイの口調と表情からして、きっと、新城さんではないと思う。
あたしの視界の中で、ケイは、窓辺にもたれた姿勢のまま、びっくりするぐらい女性らしくて、すごく穏やかで、それでいて胸が痛いほど哀しそうな表情になって、もう一度、小さく笑った。
「ガク、声でかいよ・・・もう少し静かに話して。
耳、痛い。さっきから何度も言ってる・・・それは判ってるよ・・・
判ってるから・・・うん・・・あぁ~・・・わかった。
じゃ、その時は・・・うん。連絡するって、うん・・・」
そう言って頷いたケイが、いきなり、こっちに振り向く。
あたしは、びっくりして、ハッとその場にしゃがみこんでしまった。
そんなあたしに気付いたケイは、可笑しそうに笑って、おいでおいでって手招きする。
あたしは、すごく申し訳ない気持ちになってたけど、おずおずと、リビングのドアを開けた。
ケイは窓辺にもたれたまま、電話の相手に向かってこう言う。
「ごめん、ガク。
アタシの苺好きな猫が起きてきた・・・もう切るよ」
あたしは、それを聞いて思わずハッした。
ケイ・・・
今、自分のことアタシって言った・・・
ケイは、ふっと可笑しそうに笑ってこう言葉を続ける。
「ん?ああ・・・そうだよ、女の子。
うん・・・可愛がってるよ、相当。
うん・・・?癒しかな?」
まさか・・・
これは・・・
あたしのことを、言ってるの???